「麒麟がくる」第一話「光秀、西へ」のネタバレあらすじと、キャストや相関図、次回予告などをまとめてみました。
キャスト
明智光秀:長谷川博己
明智光安:西村まさ彦
藤田伝吾:徳重聡
牧:石川さゆり
斎藤利政(道三):本木雅弘
斎藤高政(義龍):伊藤英明
帰蝶:川口春奈
松永久秀:吉田鋼太郎
三淵藤英:谷原章介
辻屋宗次郎:大塚明夫
望月東庵:堺正章
駒:門脇麦
菊丸:岡村隆史
織田信秀:高橋克典
相関図
1話に登場する人物相関図です。あれ誰だったっけなという時にお使いください。
あらすじネタバレ
美濃の国境、明智荘
1547年、時は室町時代末期、将軍足利家は内紛により力を失い、各地で争いが絶えませんでした。
光秀たちが住んでいる美濃の明智荘(岐阜県可児市)にも野盗たちが襲ってきます。
迎撃準備を整えるも敵の数は多く、米は盗まれ田畑も燃やされてしまいます。
家臣の藤田伝吾らと協力し、なんとか賊の撃退には成功したものの、敵が来る度にこの有様か、いったい何度戦えばここを守れるのかと問う光秀。
野盗の頭目が使っていた、火を吹く筒。あれはなんなのだろうと不思議に思っていると、三河地方で捕まり近江で売り飛ばされるところだった菊丸という男が、あれは鉄砲というもので堺(大阪)でしか手に入らないということを教えてくれます。
主君、斎藤利政との面会
現状を主君斎藤利政(道三)に知ってもらう必要があると考えた光秀は、明智城主で、叔父の光安に取次を頼みますが、万(よろず)出過ぎてろくなことはないと断られてしまいます。
取り次いでもらえないなら偶然を装って会おうと主君、斎藤利政の居城、稲葉山城に向かう光秀。
利政が鷹狩に出かけるところを城門で待っていますが、そこに城に帰ってきた利政の長男、斎藤高政(義龍)と鉢合わせます。
光秀の学友でもあった高政は遠慮せず入れと言い、利政に取り次いでくれます。
明智荘での戦闘の様子を伝え、野盗は自分たちがよく知らない鉄砲という武器を持っている。野盗に遅れを取らない為にも、鉄砲のことをよく知る必要がある。
ついては、堺へ旅に出ることを許して欲しいと願い出ますが、利政はそれを許すことで、自分にいったい何の利があるのか?と問います。
鉄砲を買ってきますと答えるも、興味のない様子の利政。ならば体調が芳しくない利政の正室、小見の方の為に、京の名医を連れてきますと言ったところあっさり許可がおります。
明智荘に帰り母、牧に一月ほど京に旅に出ることを伝えると共に、相談もせずに決めてしまったことを詫びる光秀。
母は亡き光秀の父も、美濃守護土岐氏に従いよく都に上ったことを懐かしみ、土岐源氏の誇りを忘れないようにと光秀に助言します。
いざ、鉄砲を求め堺へ!
道中、宿場町の垂井で堺の鉄砲鍛冶、辻屋の情報を得る光秀。
琵琶湖を船で渡り堺へ向かいますが途中、比叡山で通行料を払えない者に暴行する僧兵や、有無を言わずに襲いかかってくる野武士たち、人身売買の為に連れ回されている人々など荒廃ぶりを目の当たりに胸を痛めます。
ようやく堺に着いた光秀。
人の多さや活気、見たこともない鳥や、外国人など美濃ではお目にかかれないものに驚きます。
垂井で聞いた鍛冶屋、辻屋宗次郎の店に入ってみると先客に、将軍の側近、三淵藤英がいました。タイミングよく宗次郎が鉄砲を持ってきて、藤英が試射をするところに立ち会います。
弓矢であればすぐに次が撃てるが、鉄砲は撃つまでに時間がかかりすぎる。これでは戦で使い物にならないと評する藤英。
それでも光秀は一丁買いたいと宗次郎に頼みますが、注文が立て込んでおり、3ヶ月待ちと告げられます。
帰っていく藤英とすれ違うように、三好家家臣の松永久秀が入ってきますが、両家は戦の真っ只中にある為、店の中に緊張が走ります。
光秀と2人になった久秀は、たった2代で美濃を手中に収めた斎藤利政のことが好きだと語り、飯でも食いに行こうと誘います。
梟雄、松永久秀との出会い
酒が入りながら、話を続ける2人。
光秀はなぜ将軍家と戦うのかを久秀に問うと、代々続く家柄の上に胡座をかき、実力もないのに領地から上前をハネていくやり方が気に入らないと久秀は語ります。
名ばかりの大名を叩き潰し、「腕一本でのし上がった利政はえらい!それに従った美濃の国衆もえらい!」と熱く語る久秀に、泥酔している光秀は美濃の国境が荒らされている現状を語り、利政のことをケチな上にそれを恥じる所がないと愚痴りながら寝てしまいます。
宿で起きた光秀。懐にあったはずの鉄砲を買う金が無くなっていることに気づきます。
盗まれたかと思いきや、枕元には松永久秀が調達してくれた鉄砲が置いてあり、思いもよらないサプライズに光秀は飛んで喜びます。
名医を探し京へ
無事に鉄砲を手に入れた光秀。次は名医を探しに京へと向かいます。
望月東庵という名医の噂を聞き屋敷を訪ねますが、助手の駒に借金取りと間違われてしまいます。
どうやら望月東庵は大のギャンブル好きで賭けすごろくをしては、借金を作ってしまっており、大事な薬も借金のカタに取られてしまっている始末でした。
事情を話し誤解を解いた光秀。褒美が出ることを知った駒も、一緒に東庵を説得しようとしますが、東庵は以前権力者に呼ばれ、多くの病人たちを残して出向いたところ、犬を診察して欲しいという頼みだったため嫌気が差し、それ以来大名や公家からの申し出は断っているとのことでした。
亡き父がよく語っていたという、誇りを忘れるなという言葉を思い出しましたという光秀。
説得は難しいと感じ立ち去ろうとしますが、そこに京の町を襲っている野盗たちと遭遇します。野盗は返り討ちにしますが放火された火が燃え広がり、京の家々がどんどん巻き込まれていきます。
子供がまだ家の中にいると泣き叫ぶ母親を見た光秀は、水をかぶり家屋に突入、無事救出に成功します。それは東庵もよく知っている近所の子供でした。
麒麟がくる
駒は子供を助けてくれたことを光秀に感謝すると共に、自分の過去を語り始めます。
3歳の頃、戦の巻き添えで家が火事になり両親を失ったこと。
その時助けてくれた、大きな手の武士のことを今でも覚えていること。
戦がこわいと泣いているとその武士は、
もうすぐ、戦のない世の中を作れる人がきっと出てくる
その人は麒麟を連れてくるんだ。
麒麟というのは穏やかな国にやってくる不思議な生き物だよ。
それを呼べる人が必ず現れる
だからもう少しの辛抱だ。
と語り駒を励ましてくれたと。
光秀は、この旅で各地の荒れた様を目にし、誰かが何かを変えなければ麒麟は来ないと語ります。
美濃への帰還
東庵は家が焼けてしまい、これでは診療できない
直す金もかかることだし、いっそ美濃にでも行くかと同行を申し出ます。
鉄砲と名医を得た光秀は、美濃へと帰郷の途につきます。
一方、美濃では隣国織田家が攻め込んでくるという知らせが入った為、戦の準備を進めます。
美濃の守護大名、土岐頼純に輿入れしていた利政の娘、帰蝶も陣に加えてほしいと稲葉山に帰ってきます。光秀のいとこで、親しい帰蝶はそこで光秀が旅に出ていることを知り驚くのでした。
つづく
次回予告まとめ
第二回「道三の罠」予告では、斎藤家と織田家の戦いが描かれるようですね。両者とも戦上手と言われる2人の戦いがどう表現されるのか楽しみです。早速、東庵先生と駒も駆り出されていそうですね。
また帰蝶の夫で美濃守護、土岐頼純と利政が衝突しているシーンも何が起こるのか気になりますね。
帰蝶役の予定だった沢尻エリカさんがスキャンダルで降板され、急遽川口春奈さんに配役が変更され、登場シーン撮り直しとなった為、予定よりも2週間遅れで始まった本作。
オリンピック期間中も放送がお休みになるようで、通常の大河よりも短い全44回となるようです。
吉田鋼太郎さんが主宰する劇団AUNに所属し、同い年でもある大塚明夫さんが出演、共演され話題にもなりましたね。
お二人以外にも本木雅弘さんや、西村まさ彦さん、谷原章介さんらベテランの演技がかなり好印象でした。
岡村隆史さん演じる菊丸も、光秀の最期に百姓が関わっているだけに、果たして何者なのかが非常に気になります!
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