6/26放送の「世界の何だコレ!?ミステリー」で、有毒ガスを出す大変危険なサンゴ、「マウイイワスナギンチャク」によるイギリスで家族が救急隊員が次々と倒れる事件が紹介されました。
家族が次々と倒れる家!?昨年、イギリスで摩訶不思議な事件が…家に入る人全員が、激しい咳と筋肉痛に襲われ、倒れ始めた。駆けつけた救急隊にも同じような症状が!この家で一体何が起きたのか…原因はまさかの“ある生き物による毒”だった!?その猛毒生物は日本の海にもいる…ということで、夏直前の今だからこそ知っておきたい「危険生物の世界」を、その道のスペシャリスト広島大学・浅川学教授が特別解説!“毒のスペシャリスト”が選ぶ「知っておきたい海の危険生物」と「対処法」をご紹介!
家族が次々と倒れる家!?昨年イギリスで起きた摩訶不思議な事件とは?
イギリスで2018年8月に起った実際の事件だそうです。
アクアリウムのある普通の家庭で事件は起こりました。
家族のみんなが激しい咳と筋肉痛に襲われ、駆け付けた救急隊員も同じ症状が起った原因は、通販で購入した「マウイイワスナギンチャク」でした。
このマウイイワスナギンチャクの毒で、その空間にいた全員が症状を発症したのでした。
世界の猛毒生物ランキング1位、マウイイワスナギンチャクとは?
見た目がもうヤバイ色をしています。マウイイワスナギンチャク!
マウイイワスナギンチャク学名:パリトア・トキシカ(Palythoa toxica)
ハワイ・マウイ島のハナ海岸など、狭い範囲に生息しているそうです。
マウイイワスナギンチャクの持っている毒の種類は、パリトキシンで、生物が持つ中で最強レベルの毒!
その強さは青酸カリのおよそ8000倍!
ふぐのテトロドトキシンのおよそ60倍!
毒蛇インランドタイパンの500倍!
といわれています。
わずか4マイクログラム程度で、人は死んでしまうそうです。
4マイクログラムって、4グラムの1000分の1ですか?そんな少しで…
パリトキシンは、マウイイワスナギンチャク自身がつくるのではなく、餌を取り込むことにより蓄積されるそうです。
パリトキシンは、マウイイワスナギンチャクを触ったり踏んだりすると体内に入るそうです。
また、マウイイワスナギンチャクの群生のうえを泳いだだけでも、その毒に侵されるらしいですよ!怖いですね><
パリトキシンが体内に入ると、心臓や肺の欠陥が収縮し、赤血球が破壊され
不整脈や腎不全が起り、最悪の場合窒息死してしまうそうです。
潜伏期間が、3-36時間あり、本当に油断ができません。
マウイイワスナギンチャク、パリトキシン毒の対処法
まだパリトキシンに対する血清は無いということですので、
全身倦怠感や筋肉痛などの症状に気づいた時点で病院で症状を話し、処置をしてもらうしかありません!
マウイイワスナギンチャクは日本のどこにいる!?
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