「麒麟がくる」第六話「三好長慶襲撃計画」のネタバレあらすじと、前話(前回)の復習振り返り、キャストや相関図と次回予告などをまとめてみました。
盟友として知られる細川藤孝との友誼が結ばれる場面や、京で駒と再会し2人の距離は縮まるのか?見てみましょう。
キャスト
明智光秀:長谷川博己
駒:門脇麦
望月東庵:堺正章
細川藤孝:眞島秀和
三淵藤英:谷原章介
足利義輝:向井理
松永久秀:吉田鋼太郎
三好長慶:山路和弘
細川晴元:国広富之
伊平次:玉置玲央
斎藤利政:本木雅弘
織田信秀:高橋克典
相関図
6話に登場する人物相関図です。あれ誰だったっけなという時にお使いください。
前話(前回)の復習振り返り
将軍家が鉄砲を集めていることを知った斎藤利政は、その理由を知りたがり光秀に調査を命じます。
昔、明智荘の近くに住んでいた伊平次という男が、現在鉄砲の修理や作成を請け負っていることを知った光秀は、近江の国友村、京の本能寺へと探し回ります。
たまたま本能寺に来訪していた三淵藤英と再会し、異母弟の細川藤孝とも面識を得ます。
藤英に誘われ、松永久秀に会いに行くことになった光秀。
久秀はこれからの戦は鉄砲の数が重要だと説きます。光秀は、それまで鉄砲を戦では使い物にならないと考えていましたが、鉄砲を突きつけられ当たるかどうかが重要ではなく、怖さを知っていて数を持っていることでうかつに戦ができなくなると言われ納得します。
伊平次の居場所を知っているという久秀について、色町に向かう2人。
伊平次は実は光秀が昔、命を救った青年で本人もそれを覚えており、喜んで鉄砲の分解に協力しましょうと申し出ます。
伊平次の作業場に向かう途中、すれ違う光秀と駒。まさか光秀が京にいるとは思いもしない駒でした。
あらすじネタバレ
万里小路家の連歌の会
1548年、京では管領、細川晴元とその家臣、三好長慶の権力争いが激化していました。
そんな折、三好長慶は公家の万里小路(までのこうじ)家で開かれる連歌の会に出席することになります。
京は細川晴元が治めている為、もし知られれば一触即発の事態に発展する可能性もありましたが、自分の連歌の師である宗養も出席するので、お忍びで松永久秀と数人の供を連れて入京していたのでした。
将軍のあるべき姿
場面は変わり、伊平次に鉄砲を分解してもらう光秀。
仕組みに驚いていると、伊平次が遊女屋に通っていた時、隣の部屋から聞こえてきた話で、松永久秀を連歌の会で襲撃するという計画があることを聞きます。
松永久秀の宿泊所に向かうも誰とも会えなかった為、三淵藤英の館を訪れる光秀。
三淵藤英と細川藤孝が出迎え、光秀が急な来訪を詫びると共に襲撃計画のことを伝えます。
しかし、三淵藤英は細川晴元も三好長慶も去年まで争っていた相手であり、今回の連歌の会は、裏で細川晴元が動き行うことが決まったと聞いている。
ということは、三好、松永を亡き者にしようとしているのは2人の主君である細川晴元が濃厚であり、細川家の内輪もめに口を出すべきではないという姿勢を見せます。
細川藤孝は以前、主君である将軍足利義輝が近江で隠棲しなければいけなかったのは細川晴元のせいであり、三好長慶、松永久秀ではない。
義輝様の前で平気で鼻をかむような傍若無人な振る舞いをする晴元のことを嫌いですとハッキリ言い、光秀と共に救援に向かおうとします。
しかしここで再び藤英が2人を止めます。
自分たちが動けば将軍の上意と取られかねないので困る、なのでやはり動けないと断ります。
それを聞いた光秀は将軍というものは武家の棟梁であり、武士の鑑であると父から教わった。将軍のお膝元である京でも、家臣同士が争っているのに関わりなしと申されては、武士がひとつにまとまることができない。
将軍様が争うなと命じなければ平和な世は来ません。将軍様に仕える三淵藤英殿にはそれが進言できるはず。私情ではなく武士の一人としてお願い申し上げると言い残し、万里小路の館へと向かいます。
しかし、壁一枚隔てた場所で将軍足利義輝本人がこの会話を聞いていました。
義輝はすぐに光秀の後を追うように、藤英たちに指示を出します。
襲撃計画阻止へ
連歌の会に突入する刺客の集団。ギリギリのところで間に合った光秀と藤孝、藤英たちは、先に三好長慶、松永久秀を逃し、残党を掃討していきます。
三好、松永が逃亡する様子を近くの屋敷で見ていた細川晴元はしくじりおって!と悔しがります。暗殺阻止に成功した光秀でしたが、肩を斬られ負傷してしまいます。
藤英がすぐに医者を手配しましょうと言いますが、懇意の医者がいると望月東庵の名前を出します。
では案内させましょうと、配下を手配してもらい別れる光秀でしたが、思いの他肩の傷は重く、望月東庵の診療所に着いた途端、気を失い倒れ込んでしまいます。
駒の看病
駒が二日間寝ずに看病した甲斐もあって、光秀は意識を取り戻します。
朦朧とした意識の中、駒が歌っている歌を知っていた光秀は誰に教わったのか訪ねると、小さい頃旅芸人から聞いたと答えます。
東庵が診ると熱も下がっており、もう大丈夫だとことなきを得ます。
二日間も寝込んでいたことを知った光秀は驚き、看病してくれたことを駒に感謝します。駒は2日なんてどうということはない。3日でも4日でもずっとおそばにいますと嬉しそうに答えます。
細川藤孝との友誼
10日後、細川藤孝が見舞いにやってきます。
松永久秀からの礼を伝え、光秀が三淵藤英に語った将軍のあるべき姿をまさにその通りだとし、実は義輝が聞いていたことも告げます。光秀のような人間が将軍の側にいてくれたらと思い、京に残らないかと勧誘します。
しかし光秀は、美濃も守護の土岐家が力を失いバラバラになっており、斎藤利政がなんとか治めているものの、皆が従っているかといえばそうではない。自分も何かが違うと思っている。
しかしどうすればひとつになれるかがわからない。だから美濃に帰り考えなければならない。5年かかるか、10年かかるかわからないが、美濃がひとつになれた暁には、美濃をあげて藤孝を支えましょうと返答します。
藤孝も了承し、国をひとつにまとめた諸大名が京へ上り、将軍家を支えれば平和は訪れるはず。自分はそれを待ちましょう。それまでは戦う他ない、と決意を固めます。
帰郷する光秀と駒の過去
斎藤家と織田家による大柿城の戦いが始まったことを知った光秀は帰郷の途につきます。光秀が心配な駒も半ば強引に、共に明智荘へと向かいます。
道中廃寺で一晩を過ごす2人。
光秀の為に村人から筵(むしろ)を1枚もらってきた駒。自分は大丈夫だから心配しないでと話しますが、光秀は気になって眠れないから同じ筵の中に入って寝よと命じます。
戸惑いながらも従った駒に、気になっていた歌のことを再び訪ねると、駒は5歳の頃、伊呂波太夫という旅芸人に拾われ、育てられたという自分の過去を語ります。
駒の歌を聞きながら、光秀は眠りに落ちていきました。
つづく
次回予告まとめ
第七回「帰蝶の願い」予告では、斎藤利政(道三)の娘、帰蝶と織田信秀の息子、信長との婚姻が描かれそうですね!
信長の登場シーンもありそうですね。
海がない美濃を治める利政の海への思い、その利政と光秀の衝突は何があったのか気になります。
高政(義龍)は相変わらず反利政として動いてきそうです。
しかし何より、泣いている帰蝶の願いが何なのかが一番気になるところですね!
山路和弘さん演じる三好長慶は渋くてカッコよかったですね。麒麟がくるはカッコいいおじさんが多すぎです。
光秀の盟友と呼ばれる細川幽斎との語りの場面もよかったですね。これから2人はどんどん親密になっていくことでしょう。
足利義輝役の向井理さんも少しですが登場しました。この頃の足利家というともう細川家や三好家にやられて散々な印象があります。フィクションなので無粋かも知れませんが、元服を済ませ既に将軍になっていたとはいえ、12歳の少年(義輝)にそんな正論は言わないであげてとは思ってしまいました(笑)
ラストの駒が戸惑う場面は、普段活発なキャラクターだけに、こんな一面が!とギャップがよかったですね。光秀の正室としては妻木煕子(お牧の方)がおり、配役も木村文乃さんで発表されていますが、門脇麦さん演じる駒とはどうなるのか、今後も非常に気になりますね。
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